アコウ(クワ科・イチジク属)

アコウ

日本、中国南部、東南アジア原産。別名 絞め殺しの木。

樹高は10~20m。樹皮はきめ細かく幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根をを垂らし
岩に張り付き岩を取り込むように根をのばす。

新芽は成長につれ色が赤などに変化し美しく、やや楕円形でなめらかだが艶はあまりない。

クワ科の特徴でもある、傷をつけると白い乳液を出す。

5月頃、イチジクに似た小型の果実を、幹や枝から直接出た短い柄に付け、熟すと食用になる。

アコウの種子は鳥類によって散布されるが、その種子がアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ
発芽して着生し、成長すると気根で樹高を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。そのため【絞め殺しの木】とも呼ばれる。

これは樹高の高い熱帯雨林などで素早く光の当たる環境(樹冠)を獲得するための特性である。

他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場に、気根を利用して着生し生育している。

『気根』
地上茎から出た根のこと。
主に呼吸や吸廃湿(空気中からの水分収集・あるいは余分な水分の排出)を担う。
空中に突き出た吸水根とはほぼ同じ特質上、厳密な分類はされていない。

アコウの果実

アコウの果実

アコウの葉

アコウの葉